■元気印の笑顔が魅力■  相武紗季

今まで似顔絵を描こう描こうと思っていながら、もっとインパクトの強い人が現れてしまい、今月まで延び延びになっていた人。 CM契約企業数やCM本数などをみても、一線で活躍している人の一人だから、似顔絵を描くのがちょっと遅すぎた感がある。 彼女を初めて見たのは、サントリー「CCレモン」のCMだった。 女子高生の制服姿で自転車を押していると、同級生の男の子と出会い、はにかみながら声をかける、そんな内容だったように記憶している。 同じ時期に「2ウィーク・アキュビュー」のCMにも出ていたけど、「CCレモン」の方が彼女らしかった。 ドラマではフジテレビ『ウォーター・ボーイズ』で、主要5人の男の中の、太ったキャラの石井智也が恋心を抱く、他校のシンクロ女子の部員だったかな?  不思議に思ったのは、その後の日テレの『ライオン先生』でも、石井智也が恋する役が彼女だったということ。 そう言えば彼女は、『がんばっていきまっしょい!』でも『アテンションプリーズ』でも、主役(鈴木杏や上戸彩)のことを気になっている男の子の錦戸亮のことを好きになる設定だったね。 NHKでは『どんまい』で主役を果たしている。 CMも江崎グリコやNTTコミュニケーションなど、たくさん出ているけど、やっぱりぼくはミスター・ドーナッツの、タカアンドトシと出演していたシリーズが好きだったな。 ドジな彼女、天然ボケの彼女、コメディエンヌな彼女と、いろんな相武紗季が見られたけど、あのシリーズも終わってしまい、今は玉木宏とのシリーズが流れている。 彼女も”逆さ台形に笑う口”の女優の一人で、えくぼが特徴になっている顔。
2006.8.01

■「にゃー!」が人気■  猫ひろし

初めて彼を見たのは、久本雅美と柴田理恵がメインのスペシャルの、沖縄旅行の番組だったか、もしくは劇団時代の苦労などを振り返る番組で、WAHAHA本舗の芸人たちが持ちネタを披露することになった時だった。 ポカスカジャンなどが順番にネタを見せていき、見慣れない小柄な男が出てきた。 今と変わらない、赤いTシャツに青い短パン姿で、「ラッセーラー、ラッセーラー」とか「ポーツマス、ポーツマス」とか、意味不明なことをテンション高く喋って跳ね回っていた。 「なんだ、こりゃ?」というより、「ちょっと”痛い”人?」と思ったのが第一印象だった。 それから5年くらい経った今、芸風は全く変わってないのに、風が彼に向いてきたのか、かなり認知度が上がってきているようだ。 似顔絵の現場に飾る見本サンプルは、旬な有名人ほどお客の食いつきが良いので、意識的に取り換えてみたりしているんだけど、先日、現場で暇な時間があったので、雑誌の切り抜きを見ながら猫ひろしを描いてみた。 出来上がったものを早速、パネルに飾ってみた。 見本には背景に「にゃーぁ!」という文字を入れておいたんだけど、意外にも小学の低学年くらいの子供たちが、通りすがりに見つけては、「にゃー!」と真似して叫んでいき、”つかみ”としてはバッチリだったようだ。 まさか彼の存在が、こんなにも子供たちに浸透しているとは思ってもみなかった。
2006.8.01