■北海道ローカルの星■  大泉 洋

北海道では知らない人がいないほど、地元テレビのCMなど、かなりの本数出演している超有名人の彼。 深夜番組ながら高視聴率をマークしたという、北海道ローカル番組『水曜どうでしょう?』が、彼の人気を決定づけたという番組。 同じ大学の演劇研究会出身者で作った演劇集団”TEAM-NACS”が、彼の活動の原点で、映画『銀のエンゼル』などに全員で出演している。 彼の知名度を全国区に押し上げたのは、フジのドラマ『救命病棟24時』の出演からだろう。 東京を襲った大地震の混乱の中で、彼のコミカルな役柄が”和み”を与えてくれ、重いテーマを和らげていた。 今年の正月には、深夜2夜連続ドラマ『おかしなふたり』で初主演を果たし、別れた息子との絆を取り戻すために奔走する父親役を好演していた。 手足が長く、顔も特徴がハッキリしているので、デフォルメには困らないルックス。 でも、最大の特徴だったモジャモジャのカーリーヘアが、最近ではカールが解けてきて、ちょっとイメージが変わってきた。 だから今回の似顔絵は、最近の雰囲気とはちょっと違ってきているのが気にかかる。 今期は、ドラマ『小早川伸木の恋』にレギュラー出演しているが、かなり大きなウェーブの髪形になってきちゃったなぁ。
2006.2.01

■音域の広い日本のディーバ■  平原綾香

コラムでも書いたことがあるけど、彼女の雰囲気は不思議なイメージだ。 デビュー当時は19歳だったけど、年齢らしからぬ落ち着きがあり、大人の印象だった。 デビュー曲「Jupiter」を初めて聴いた時、低音の声が微妙にビブラートしていて、「不思議な声だなぁ」と思った。 (一番低い声は、岸田今日子の声のようだ)  低音から高音までの音域が広いので、スケールの大きな歌が彼女の真骨頂と思いきや、ドラマ『優しい時間』の主題歌に使われた「明日」のような、しっとりしたスロー・バラードも素晴らしい。 脚本家の倉本聰さんが、偶々ラジオで流れるこの歌を聴いて、「是非ドラマの主題歌に」と決まった曲だそうだ。 何かのインタビューで、そのエピソードを語った彼女が、「きっと、雪の舞い落ちる速度が、曲のイメージに合っていたからじゃないか」と言っていたのが、妙に納得するものだった。 彼女の印象は、岡本真夜の登場の時と似ている感じがする。 顔や歌が似ているわけじゃないけど、音楽学校の学生の時にデビューしたことと、落ち着いた雰囲気で、自分の世界観を持っているところなどが似ている気がした。 顔の造りとしては、目と目の間隔が少し離れているのが、2人の共通点かも知れない。 2月10日から始まる、トリノ・オリンピックのテーマ・ソング「誓い」も、伸びのある壮大な感じの曲で、彼女の声にピッタリ合っている。 彼女も髪形をコロコロ変えるけど、今のショート・ボブのようなヘアースタイルが一番合ってる気がする。
2006.2.01