■更にブレイクの予感■  加藤ローサ

たくさんの出演作品があっても、なかなか人気が出ないタレントもいれば、たった1本のCM出演が大ブレイクのキッカケになる人もいる。 柴咲コウなんかが後者の代表格じゃないかな。 化粧品「ポンズ」のCM、「私、ファンデーションは使ってません」で注目され、映画やドラマ、歌手活動まで幅広い活躍をするまでになった。 そんな、同じパターンの感じがするのが、この加藤ローサだと思う。 彼女の人気のキッカケとなったのが、リクルートの『ゼクシィ』という結婚情報誌(?)のCM。 ウェディング・ドレスを着た彼女が、もの凄い数のピンクのバラの花に囲まれて、恥ずかしそうにカメラ目線になるもの。 あのCM以外にも当時、モスバーガー(KATSUO)など他のCMにも出ていたけど、あの「♪パパパパ〜ン、パパパパ〜ン」という結婚行進曲とバラの花と、彼女のはにかんだ表情のインパクトは絶大だった気がする。 その後、NHK教育の『イタリア語講座』のレギュラーやバラエティー番組の出演があり、最近ではCM本数も増えてきた。 ボーダフォンのCMは常連になったし、佐川急便のe-コレクト、マックスファクターでは女性らしい雰囲気で出ている。 「似顔絵にするのに何をピックアップしようか」と悩んだ結果、衣装やヘアスタイルやダンスが特徴的なキリンの『上海冷茶』のCMでの彼女。 今年も確実に、テレビや映画、CM出演が増えると思うタレントのひとりだ。
2005.5.01

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■ブィ〜〜ン(芝刈り機)■  ワッキー(ペナルティ)

先日TBSの『ウンナン極限ネタバトル! ”ザ・イロモネア” 笑わせたら100万円SP』で、15組のお笑い芸人の中で唯一、5つのお題を見事クリアして100万円を手にしたペナルティ。 ワッキーを初めて知ったのは、『ワンナイR&R』の「毛抜田さん」のコントだったと思う。 「なんて顔の濃い人だ」と同時に、表情の豊かさに驚いた。 ジム・キャリーくらい、キャラクターによって表情の一つ一つを違えられるのは凄いと思う。 だから、どのキャラの時のポーズやコスチュームや表情が、一番ワッキーらしいのか本当に悩んだ。 結局、似顔イラストにした右のポーズは、彼の持ちネタの”芝刈り機”の動き。 最近はあまりやらなくなってしまったギャグだから、ポーズの確認がとれなかったので、頭の中の記憶イメージで仕上げるしかなかった。 『いきなり黄金伝説』で母親と2人での「節約バトル」を、ふかわりょう母子と戦った時などで、素直で優しい人柄に好感が持てた。 ワッキーが単独で出演しているケンタッキー・フライドチキンのCMは、磯山さやかと共演しているけど、「何で男のワッキーが運転するのではなく、女の磯山さやかがハンドルを握っているんだろう?」と疑問に思っているんだな。 撮影上の位置関係(車線と店舗など)の都合で、ああするしか仕方なかったからなのかな? それともワッキーは免許を持っていない? 未だにその疑問は解決できていないままだ。
2005.5.01