■ワールド・カップ(ゴルフ)初代女王■  宮里 藍

3人兄弟の3番目というのは、横峯さくらと同じ境遇だそうだ。 ただ、横峯は姉が2人で宮里は兄が2人。 レッスンプロの父親が教えたゴルフは、兄2人で試された理論の集大成だということらしい。 「第1回ワールド・カップ」は北田瑠衣とのペアで勝ち取った勝利だったけれど、個人としても世界女王の座を早く獲ってもらいたいし、その期待に十分応えられる素質を持った19歳だと思う。 『SMAPxSMAP』で木村拓哉とゴルフ勝負した際、先を越された宮里が見せる悔しそうな表情と、着々と追い上げていく冷静な表情は、”19歳”ということを忘れさせてしまうプロの顔。 なんでもそうだけど、プロで活躍する人たちは”負けん気の強さ”と、絶対に諦めない”執念深さ”が必要なんだろうと思うよ。 CMでも「兄2人には負けたくなかった」と言っているけど、やっぱり兄弟姉妹の関係は必要で、”少子化”を早く方向転換をしていかないといけないと思うな。 彼女の顔の特徴は、全てのパーツが個性的でハッキリ主張しているところ。 鼻が大きいのと顎がガッチリしているので、どちらかというと”男顔”なんだけど、チャーミングさがあるので女性らしさも失わない、上手くバランスがとれた顔をしている。 今年も活躍が期待されているスポーツ選手のひとりだ。
2005.4.01

■「想定の範囲内」■  堀江貴文

何かと話題の中心になる、「ライブドア」の堀江社長。 Tシャツ姿で会見に臨むスタイルが、年配の人たちにはあまり良く思われていないからか、新球団の設立競争では「楽天」の三木谷社長に負けてしまった去年。 今は「ニッポン放送」の株を”時間外取り引き”で大量に入手し、フジテレビへの影響力を強めようとしたことで、問題が法廷まで持ち込まれた。 堀江さんは別にケンカを売りたいわけではなく、ただ単に言葉が足らなかったり、根回し無しに構想を口にしてしまったりして、誤解を招いてしまっている気がする。 新球団の設立の時だって、新しい球団を作ることで日本のプロ野球の活性化を考えていただろうし、仙台を本拠地にすることで東北にファンの目を向けさせることも考えていた。 結果的には負けて撤退したけど、最初に手を挙げた”開拓精神”は立派だと思う。 フジテレビとの問題だって、フジとの業務提携を望んでいてのことだったのが、相手の確認を取らずにラジオで考えを発表してしまい、「聞いてないよ!」と日枝フジテレビ会長がむくれ、ドンドン糸がこんがらがってしまったように見える。 ぼくには彼が、黒船に乗って来て開国を迫ったペリー提督のような感じに見えてならない。 今では鎖国を解いたことで日本の文化が向上したことは誰でも知っているけど、当時は外国が攻めてくるのを追い払う攘夷論が強かったので、彼のような脅威の存在は”敵”でしかなかった。 フジテレビという”幕府”が今、「SBI」と組んで対抗策をとっているけど、結局は堀江さんの考えたスタイルを別の人が形にしていってしまうんじゃないかな。 波田陽区のネタ、「ぼくホリエモン、どこでもライブドア」というのが好きだったので、イラストは愛称通りの”ドラえもん風”堀江社長にしてみました。
2005.4.01