■オレンジ色のイメージ■  竹内結子

花王「エッセンシャル」シャンプーのCMや、風邪薬の三共「ルル」のCMが、どちらもコンセプトカラーに”オレンジ”を使っていたので、彼女のイメージがオレンジ色に刷り込まれてしまった。 しかも当時出演していた”月9ドラマ”『ランチの女王』の舞台「キッチン・マカロニ」の外観にも、オレンジ色に近い赤が使われていた。 その他にも、黄色とかクリーム色のイメージのCMが多かったりする。 デビューして間もない頃のサントリー「CCレモン」は鮮やかなイエローのパッケージで、岡田義徳と一緒に砂漠を歩き回り「飲みてー!」と叫んでいたCMだったし、クラフト「クリームチーズ」では天使の格好でクリーム色のチーズを頬張っていた。 ブルーとかグリーンというクールな色より、暖かい色のイメージが合うキャラクターなんだなぁ。 堂本光一主演のドラマ『SYBORG』で初めて彼女を見て以来ずっと注目していて、メキメキとスター街道を登っていった彼女。 現在放送中の『不機嫌なジーン』では、昆虫を相手に話しかけたりする動物行動学を学ぶ学者のたまごの役。 今では主演作の多い彼女だけど、まだ初めの頃は「こんな作品にも出ていたんだ」というものもある。 印象に残っているのでは日テレ『ロマンス』で宮沢りえの妹だったのと、映画『リング』で最初の方で殺される女子高生役だったものだ。 ぼくの一番好きな役柄は、『ムコ殿』の”さくら”だな。 子猫のような顔立ちが好きなんだなぁ。
2005.2.01

■韓国一のモムチャン■  グォン・サンウ

はにかんだように笑う表情が人気の秘訣なんだろうな。 子供のような笑顔なのに筋肉質の肉体を持っているところが格好良い。 ただ、ちょっと顔のパーツ一つ一つが平均的すぎて、似顔絵にデフォルメするのは難しかった。 チャン・ドンゴンやウォンビンみたいに目がパッチリしていたり、イ・ビョンホンのようなアヒル口なら特徴が解りやすく、デフォルメしやすいんだけど、彼の顔は大袈裟に誇張する部分が少ない。 ただ、唇がポッテリしていて赤味が強く、女の子の唇みたいなのが特徴かな。 だから彼のファンにはこの似顔は、「似てない」と言われるかも知れないけど、今の時点ではこれがぼくの限界。 『天国の階段』が始まる前、テレビで映画『火山高』を見ていて、彼の顔を見ていたはずなのに、『天国の階段』のソンジュとはかなりかけ離れた役柄だったから同一人物とは解らなかった。 『JSA』のイ・ビョンホンもイ・ヨンエも、『チング 友へ』のチャン・ドンゴンも、テレビで解説を聞くまで忘れていた。 韓国の俳優って、それくらい役柄に溶け込む才能があるのかも知れない。 『天国の階段』での彼はいつも、切ない表情で涙を流しているか、チョンソを追いかけて走っているかが多い。 バスを走って追いかけるシーンは、相当な距離を走ったみたいで、あれだけ走れば体も鍛えられて”モムチャン”にもなるだろうなと思うよ。 
2005.2.01