■『ビギナー』から『めだか』へ■ ミムラ
童話「ムーミン」の中の登場人物、”ミムラ姉さん”から取った芸名だそうだ。 フジの”月9”主演オーディションで優勝し、ドラマ『ビギナー』でデビューしたシンデレラ・ガール。 オーディションの様子を追った特集の映像を見たけど、演技の課題で「別れ」を表現するものがあった。 他の応募者たちが家族や友人、恋人との別れを想定したエチュードで演技していったのに対し、彼女だけが飼っているペットの犬との別れを演じていたのが、強く印象に残っている。 『ビギナー』は司法研修生という、新しい仕事へ進むための研修期間の、”新人=ビギナー”の成長を描いたドラマで、演技の初心者の彼女にとっては相応しい作品だった。 それに、同じ俳優がローテーションするようなキャスティングの多い日本のドラマ界に、既存の俳優にない新鮮さを注いだように思える。 『ファイヤーボーイズ
め組の大吾』『離婚弁護士』やアサヒ「にごらせ旨茶」などのCMで、着実にステップを昇っている。 1984年生まれの彼女は、今年で20歳になったばかり。 なのに、落ち着いた物腰や、堂々としたたたずまいは、どうしても20歳には見えない。 ”老けている”わけではなく、達観しているような感じに見える。 各パーツが大きく、ハッキリとした顔のつくりや表情の豊かさは、アニメ・キャラクターのようでインパクトがある。 今後は”陰のある”役も見てみたい女優。 |
2004.11.01 |
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