■表彰台カウントダウン■   佐藤琢磨

「F-1」は見てもルールが解らないので、あまり興味が無かったんだけど、彼が登場してきてほんの少し興味が出てきた。 しかも”勝てる男が帰ってきた”というキャッチフレーズで、CMで本人が「今シーズンは表彰台を狙っていきます」と宣言しているから、期待度も自ずと大きくなっている。 今まで日本人のF-1レーサーと言ったら中嶋悟くらいしか知らないし、その中嶋悟でさえ”世界”の前では表彰台に近づけなかった。 モナコ・グランプリでは4位までいきながら途中リタイヤという形だったけど、ヨーロッパ・グランプリでは予選で日本人最高位の2位を獲得。 本戦ではフロントローのスタートで2位まで行きながら、またもエンジントラブルでリタイヤだったのが残念。 何のスポーツでもそうだけど、日本人の名前が上位にくれば嬉しいもの。 ことに「F-1」は日本人が上位にくることが少なかったので、ルックス的にも甘いマスクの好青年な彼が、表彰台で笑顔を見せる姿を是非とも見てみたいと思う。 次はカナダ・グランプリに期待したい。
2004.6.01

■日本人初のメジャー内野手■  松井稼頭央

彼の瞳の色が好きだった。 色素の薄い瞳というのは、どこか”誠実な”感じや”精悍な”イメージがあって、迫力がある気がする。 アメリカではイチローが凄すぎて「彼はスペシャルなプレーヤーだから、ゴジラ松井やリトル松井とも比較できない」と言われているらしい。 イチロー、ゴジラ松井の後からメジャー入りしたせいか、それともまだメジャーに適応しきれていないせいか、イマイチ報道のされ方がおとなしい気がする。 とは言っても開幕戦での先頭打者ホームランとか、右も左も使い分けられるスイッチ・ヒッターだったり、足の速さにも定評があるから盗塁だってバンバン決められる(メジャーではまだまだ)マルチな芸達者。 それに日本人初の内野手で、一番の要とも言えるショートストップ。 イチローと違って”当てる”ことよりも”打つ”ことを意識してスイングしているけど、先頭打者なんだし足も速いのだから”当てて”出塁を狙っていけば、成績もイチローに近づくんじゃないかと思う。 でも彼には彼のスタイルがあるんだろうな。
2004.6.01