■「ありがとう」と「ゴメンね」■   ミスチル桜井くん

『オレンジデイズ』の主題歌「Sign」の一節「♪”ありがとう”と”ゴメンね”を繰り返して僕らは、人恋しさを積木みたいに…」という部分が好き。 人生で大事な事って、”ありがとう”と”ゴメンね”をちゃんと言うことなんじゃないかと思う。 この言葉の記憶は、野島伸司脚本のドラマ『美しい人』の中で、暴力的な刑事役の大沢たかおに池脇千鶴が言うセリフだったと思う。 「単純だからこそ印象に残るセリフだなぁ」と思ったのを覚えている。 ミスチルの歌の好きなところは、桜井くんの書く歌詞の飾りすぎない自然さだ。 「クロスロード」か「イノセントワールド」が初めて聴いたミスチルの曲で、浜田省吾の大ファンだったぼくにとっては、近い感じがして詩の世界にすんなり入れた。 サザン・オールスターズや松任谷由美や中島みゆきと並んで、かなりドラマ主題歌を歌っていて、しかもほとんどがヒットしている。 
'93『同窓会』→「クロスロード」
'94『若者のすめて』→「Tomorrow never knows」
'96『ピュア』→「名もなき詩」
'97『恋のバカンス』→「Everything(It's you)」
'98『きらきらひかる』→「ニシエヒガシエ」
'98『殴る女』→「終わりなき旅」
'00『バスストップ』→「NOT FOUND」
'01『アンティーク』→「Youthful days」
'03『幸福の王子』→「Drawing」
'04『オレンジデイズ』→「Sign」

オリコンの調べによれば、主題歌の売り上げの第1位は『若者のすめて』「Tomorrow never knows」の276万6000枚で、第4位が『ピュア』「名もなき詩」の230万9000枚なんだそうだ。
2004.8.01

■オーレー オーレー■  松平 健

『マツケンサンバ2』というのが流行っているんだとか。 「2」と付いているんだから「1」もあったんだろう。 松平健といえば『暴れん坊将軍』だけど、サンバとかマンボだとかのイメージは無かっただけに、キラキラのスパンコール生地の着物姿で歌い踊る”マツケン”は、インパクト大だった。 しかも両方のこめかみから垂れ下がった”後れ毛”も金ピカのラメラメ。 あの衣装を作るために本人自ら、ニューヨークやフランスまで行って、あのキラキラのスパンコール生地を買ってきたんだそうだ。 思えば、日本では『冬のソナタ』から始まった”韓国ブーム”が盛り上がっているけど、アメリカでは渡辺謙が『ラストサムライ』で助演男優賞の候補にノミネートされたり、『座頭市』では”下駄タップ”が話題になったり、ニューヨークで中村勘九郎が「平成中村座」を建て、歌舞伎公演を成功させたりと、”侍ブーム”や”日本ブーム”がある。 そんな状況も手伝ってか、『マツケンサンバ2』もブームになっているのかな。
2004.8.01